ウェルビーイングとは一体何だろうという疑問はありませんか?

ウェルビーイングについて学んだこと

最近「ウェルビーイング」という言葉を聞く機会は増えてきているように感じる方も多いのではないでしょうか。

ところで、この「ウェルビーイング」ですが、一口に「ウェルビーイング」とは何か?と聞かれると、返答に困る方も少なくないと思います。

私も「ウェルビーイング」について興味があったものの、具体的にウェルビーイングとは何なのか理解することに難しさを感じていました。また、大人向けの概念のように感じ、学生の私にとっては「ウェルビーイング」という言葉に敷居の高さを感じることもありました。

そのため、本サイトでは「ウェルビーイング」について学んだことを、なるべくかんたんに分かりやすい言葉で、シェアしていきたいと思います。

それを通して「ウェルビーイング」を、学生でも、子供がいる親御さんでも身近に感じる概念として理解し、実践する一助となれればと思っています。

では早速、「ウェルビーイング」とは何かについて、勉強したことをシェアします。

今回は、鳥谷部 大樹「最高の未来はウェルビーイングから始まる Well-being for Well-future series」という本をKindleで読んでみました!

ウェルビーイングってどういうこと?

結論から言うと、筆者は「ウェルビーイング」は「大雑把な概念」であり、「身体的、精神的、社会的によい状態」と理解することが重要だと述べています。

「身体的、精神的、社会的によい状態」とは、「身体と心の健康を土台に、よりよい人間関係を育み、自分らしい意義や目標を持って充実して生きていること」と筆者は定義しています。

もともと「ウェルビーイング」は、16世紀のイタリア語『「benessere(ベネッセレ)」「よく居る」「よく在る」』という意味が原点だそうです。

しかし、現在「ウェルビーイング」は、広く「幸せ」「幸福」という言葉で普及・理解されることも多いそうです。

筆者は「ウェルビーイング」を「幸せ、幸福」と理解されることによって、ビジネスとウェルビーイングの「分離」を生み出していると考えるようになりました。

筆者はとある東証1部上場企業で、ウェルビーイング推進課に所属しています。

実際にウェルビーイングを推進する取り組みを行う中で、社内で「大切なものだとは思うが、仕事が忙しくてそんなことを考える余裕はない。」「ビジネスの現場では、まずは業績が大事!だからウェルビーイングなんて言っていられない。」などという戸惑いを感じる人もいることを知ったそうです。

戸惑いを感じている人の多くが「ウェルビーイング」を「幸せ」と理解していたそうなのです。

つまり、彼らは努力→成功→幸せ と考えており、「ウェルビーイング」を今向き合うべきものとは捉えていないということです。それは、「ウェルビーイング」を「幸せ」と理解しているから。

そのため、筆者は「ウェルビーイング」を「幸福、幸せ」と理解することをまずは保留し、「身体的、精神的、社会的によい状態」と理解し直すことが重要だと述べています。

筆者は実際に、3年間社内の社員1900人のデータを使って、ウェルビーイングとパフォーマンスの関係を分析したそうです。その結果、ウェルビーイングな人は、そうでない人よりも生産性、創造性、営業成績も高いことが分かったそうです。

つまり、いくら行為や活動ばかりを良いものに変えようとしても、身体的にも精神的にも社会的にも悪い状態では、持続的に成果を成すことは難しいということです。

身体的にも精神的にも社会的にも良い状態=土台が「ウェルビーイング」であることによって、活動の質が持続的に向上します。それによって自分の可能性を最大限に発揮できるようになり、豊かな未来を築いていくことができるそうなのです。

ウェルビーイングを目指すことがなぜ大切なのか、簡単にまとめると下記のように表すことができます。↓

①ウェルビーイング(よい状態)→②ウェルドゥーイング(よい活動)→③ウェルフューチャー(よい未来)

つまり、日々の活動の生産性や質、成績の向上のため、ひいては、充実した未来を創っていくため「ウェルビーイング」でいることが大切なのです。

ここまでの話を聞いて、今すぐ「ウェルビーイング」になりたい!って思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

次の記事では、ウェルビーイングになるために具体的に何をしたらいいのかについてまとめたいと思います。

コメント

  1. Hi, this is a comment.
    To get started with moderating, editing, and deleting comments, please visit the Comments screen in the dashboard.
    Commenter avatars come from Gravatar.

タイトルとURLをコピーしました